畳に関するQ＆A

• 畳を長持ちさせるには？
• 直射日光は畳の変色を招き傷みを早めますからカーテンや障子で遮ってください。また、畳の上にはなるべくカーペット等を敷かないようにしましょう。畳の呼吸を妨げカビやダニの原因となります。
• 普段のお掃除は？
• 固く絞った雑巾で水拭きしてください。水分が多いと光沢が無くなりカビやシミの原因にもなります。電気掃除機をかける場合は畳の目に沿ってやさしく何度か往復させてください。
• シミや汚れの対処法は
• 汚れの種類に応じて以下をお試しください。
  
  醤油…小麦粉やベビーパウダー等をふりかけ粉末に醤油を吸い取らせたあと掃除機で粉末を処理してください。
  インク…牛乳で湿らせて拭き取るか、レモン汁で湿らせた後に塩素系ソーダを10倍に薄めた液で拭き取ってください。
  クレヨン…ごく少量のクリームクレンザーを乾いた布につけて丁寧に拭いてください。
  灯油…粉末の洗剤やクレンザー、塩、小麦粉等をふりかけ粉末に灯油を吸い取らせてください。掃除機で粉末を処理したあと固く絞った雑巾で拭いてください。ペットの尿も同様です。
  油性ペン…マニュキアの除光液で拭き取ってください。
• カビが発生したら？
• 室内をしっかり乾燥させてください。その後、消毒用アルコールを染み込ませた雑巾で拭き取ってください。カビの発生に伴いダニが大量発生する場合がありますので定期的な除湿が重要です。
• 日焼けの対処法は？
• 酢を混ぜたぬるま湯で雑巾を固く絞ります。畳の目に沿って軽く拭いたあと乾拭きすると日焼けが薄くなります。
• 家具の痕は取れますか？
• 霧吹きで水を吹きかけ、水がしみ込んだらドライヤーの温風で乾かしてください。濡れタオルを当て、アイロンで熱をかける方法もあります。
• 青すぎる色の畳は危険？
• 通常い草は「泥染め」という行程で色あせを防止のコーティングをしますが、中には青い着色料で染めたものがあり人体への影響が心配な薬剤もあるとか。鮮やかすぎる色の畳には注意が必要かもしれません。
• 畳に既製品は無いって本当？
• 一見正確な長方形に見える部屋でも、実は少しずつ歪んだり柱の出っ張りがあったりします。その家にぴったり合うように作るので、畳はほぼオーダーメイドになります。機械化された現在でも採寸から時季や材料に合わせた微調整まで職人の経験や勘に頼る部分は多いのです。